今回のssyブログでは、坂ダッシュの考え方について書いていきたいと思います。
興味を持っていただけるなら、最後まで読んでいただけると幸いです。
陸上競技、野球、サッカー、テニス等、多くのスポーツで走ることが必要となります。
ただ、どの競技も路面は異なりますが、平地を走る競技です。
では、『何故、坂ダッシュをするのか』と考えたことがありますか?
傾斜の大きい坂、傾斜が小さい坂、いろいろと坂にも種類がある中で、坂ダッシュの私なりの考え方をお伝えしたいと思います!!
結論、【坂を使い分ける!!】※坂の角度と目的を考えてとレーニングすることで効果を最大化したいという目的をもって行うことが非常に重要です。
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坂ダッシュで求める効果
坂ダッシュで求めるトレーニング効果を考えてみたいと思います。
傾斜により、動作にも違いがでてくるため、効果もかわってくるのではないかと考えています。
では、指導経験をもとに考えていきたいと思います。
傾斜の小さい坂(2度まで)
坂は平地よりも走る際の接地ポイントが重心に近くなりやすい状況となります。
そして平地を走るよりも坂を走るので、接地のタイミングが早くなり、重心をとらえて走りやすくなるため、膝下の振り出し動作を防ぐことができると考えています。
つまり、フォーム矯正で用いられると考えています。
※ゆるやかな坂でのトレーニングです。※
膝下の振り出し動作により、重心よりもかなり前の位置で接地してしまうことで、ブレーキ動作が長くなってしまい、スピードを高めることが難しくなります。
坂ダッシュでは、そのような膝下の振り出しを矯正し、接地する位置を重心に近づけることができるようになると考えています。
傾斜の大きい坂
傾斜の大きい坂では、傾斜が小さい坂と異なり、接地の際に、体重を臀部ではなく四頭筋で受け止めやすくなります。
四頭筋は、走る動作においては主動筋ではない為、如何にストレスを与えずにトレーニングをしていくのかがポイントだと考えています。
そのため、傾斜の大きい坂では、スピード練習を行うよりも、傾斜に対して骨盤を立て、軸足で骨盤を進めるスキル向上のために必要だと考えています。
これは、平地を走っている際の股関節の伸展のトレーニングになると考えています。
まとめ
坂を使用してトレーニングを行うにあたっては、坂の傾斜によってトレーニング内容を工夫していくことが重要だと考えています。
坂では、膝下の振り出し動作を改善することが期待できますが、あまりに傾斜の大きい坂だと、体重を受け止めるのが臀部でなく、四頭筋になってしまうため、股関節伸展を上手く使うことが難しいと考えています。
そのため、平地に近いような傾斜の小さい坂ではスピード練習として走るメニューを設定し、指導していました。
ここでは傾斜の大木mな坂を走ることを否定している訳ではないとうことは理解いただきたいです。
私は、急な坂で走る場合は、【骨盤を地面に対して立てる】というトレーニングとして、体の使い方の取得の為に取り入れていました。
急な坂の角度に対して、骨盤を立て、軸足で骨盤を進める。
このスキルを習得することができれば、平地で走ってもしっかりと軸足で体を進めることができるようになると考えています。
参考になれば幸いです。
また、更に坂ダッシュを深く考えた記事も書きましたので、こちらも読んでいただけると幸いです。