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今回のssyブログでは、スプリントでストライドを伸ばすための動作について考えていきたいと思います。
私は、過去に小学生から高校生を対象に数年間だけ指導者をしていました。
全国大会優勝2名
全国大会出場11名
という指導実績でした。
指導者としての指導経験を踏まえて、書いていきます。
体を大きく使って走りなさいと指導をされることないですか?
体を大きく使って走りなさいと言われると、遊脚を大きく前に振り出して走ろうとする人が多い印象です。
しかし、これは大きな間違いだと個人的には思っています。
では、どうして体を進めていくのかを考えていきたいと思います。
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ストライドを伸ばすための動作
求めたくない動作
体を進めるために、足を大きく振り出して重心の前で接地してしまう人がいます。
そうしてしまうと、長い時間ブレーキをかけてしまうため、スピードを高めることは難しくなり、かつ足首、膝、腰などに不要な負担を強いてしまう結果となってしまいます。
これをオーバーストライドと言います。
遊脚を大きく振り出そうとする動きでは、オーバーストライドになってしまいやすいのです。
では、どういう動作を行えば股関節の伸展を上手く利用した体を進められる動きになるかというと、、、、
求めたい動作
遊脚を体より前に大きく振り出す動作ではなく、軸足で遊脚の動きを引き出すことができれば、オーバーストライドを回避し、遊脚の動きを効率的に引き出すことができます。
ただ、そのためにはポジションが必要となります。
それはどういうポジションかというと、遊脚側の骨盤が、軸足側の骨盤よりも前に出ている状態です。
そうすることで、軸足が内旋しながら体を進めることができ、体を進める距離を長くすることができます。
しかし、普段からガニ股で、内旋じたいが起こりにくい身体バランスであれば、なかなか動作を改善するのは難しいです。
ガニ股を改善し内旋が起こりやすい身体バランスへ
もしガニ股が普段から癖づいている場合、まずは歩く段階からガニ股にならないように、つま先を真っ直ぐに向けて歩ける癖をつけていく必要があると考えています。
そして、同時に臀部、ハムストリング、内転筋等、硬化している可能性が非常に高いので、筋肉の硬化を取り除いていく必要があります。
上記のように行うことで、内旋動作が起こりやすい身体バランスになれば動作改善の難易度は高くなくなってくると考えています。
身体バランスを整える方法については、別の記事でご紹介しているため、コチラも是非ご覧ください。
軸足で遊脚をコントロールする
この動画のように骨盤の位置に左右差をつけ、軸足で遊脚をコントロールするトレーニングです。
右側の骨盤を前にして、左脚で進むという意識です。
左脚で体を進めると同時に、右骨盤の動きを引き出すことを同時に行います。
この時に大切なのは、左脚で体を進めると同時に右脚は斜め45度に低く蹴り込むこと、そして脚は高くあげないようにすることです。
この様に普段から取らないポジション、かつ高いスピードで行わなくても問題ありません。
ジョギングレベルからはじめて、あくまで感覚を引き出していくことができればいいので、意識づけを体にしみこませることが目的です。
遊脚側の骨盤を前
遊脚側の骨盤を前にすることで、軸足が地面をおさえ、内旋を行いながら体を進めることができます。
そうすることで、体を前方へ距離を取って進めることが可能となります。
このような動作をスプリント中に表現できれば、競技力向上につながると考えています。
まとめ
体を進めるのは、ストライドを伸ばす必要があります。
ただし、脚をただ単に前に振り出すことがストライドを伸ばすことではなく、体の移動距離を伸ばすことを言います。
ただ単に遊脚を振り出すのではなく、軸足で遊脚の動きをコントロールし、効率よく骨盤からの動き引き出します。
そのためには遊脚側の骨盤を軸足側の骨盤よりも前のポジションを取ることで、軸足の内旋が起こり、体を骨盤から進め、遊脚の動きに連動し、重心の移動距離を伸ばすことが可能となります。
そうすることで、ストライドが伸び、かつピッチを高めることが可能となります。
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