今回のssyブログでは、私が指導者として小学生~高校生対象に指導を行っていた際に、
スターティングブロックの意識について指導していた一部をご紹介をいたします!!
スターティングブロックって難しくないですか?
私は苦手な方です。
ただ、私は指導者として、指導を行い100m、200mでは全国大会に出場した選手が3名いるので、是非参考にしていただければ幸いです。
指導内容は様々あるため、ほんの一部ですが、ご紹介を致します。
スターティングブロックの構え方のイメージ
イメージは、弓矢です。
指導していた際も、よく弓矢に例えて説明していました。
セット(お尻をあげた)ポジションで、例えるなら弓矢を引いている状態=今にも飛び出そうな感覚
を持てるかが重要なポイントです。
手を離せば、前に飛び出せてしまいそうな位置で構えることがオススメです。
つまり、安定しているような位置だと重心を崩すことが難しいので、大きなパワーを使って走りだすことが難しいです。
ただし、人は身長も違えば、可動域、筋肉の質も異なるため、自分にあったポジションを模索していくことが必要ですので、こうしなさい、あぁしなさいと型にはめ込みすぎると選手が混乱をするので、少しずつ意識づけできるようにサポートすることが大切だと思います。
重心位置について~重心の水平移動~
よく足の裏の体重を乗せた感覚を大切にするあまりに、重心が引けたような位置で構える選手をみかけることがあります。
重心位置が如何に水平移動できるかを考えて構えることが重要だと考えています。
つまり、セット(お尻をあげた)ポジションの重心位置から重心を水平に移動させることができる位置で構えたいのです!!
お尻を低いポジションで構えると、重心を高く保つためにパワーが必要となり、タイムロスをまねくことにもなります。
重心が後ろに引けないようにサポートし、かつお尻を低いポジションで構えないようにフォローをすることが大切です。
かかとを外へはずす~かわし動作~
スタートのきっかけは、後ろ脚のかかとを外側にはずすこと(かわし動作)としていました。
画像を参考にしていただければと思います。
セットポジションで弓矢を引いているような状態で構えていれば、少しのことで簡単にバランスを崩すことが可能です。
ブロックの後ろ脚のかかとを外ではずすこと(かわし動作)で、重心が進行方向に崩れると同時に、前足に体重がしっかりのるので、大きなパワーが自然と生まれます。
止まっているモノが動き出すには大きなパワーが必要となります。
如何に効率よく止まっている重心を動きに転換していくかを求めたいので、
- 重心を崩すこと
- パワーロスを防ぐこと(骨盤が割れないようにしたい)
を表現できれば、効率よくスタートから加速して走れると考えています。
また、後ろ脚のかかとを外ではずすこと(かわし動作)で、膝が前脚の膝に近寄ることで更に重心が、前足にしっかりとのることができます。
実践する難易度は高いのですが、可動域づくりを優先していけば、自然と動作に組み込みやすくなるので、できないことを指摘するのではなく、かかとの外はずし(かわし動作)ができるように可動域、感覚づくりをサポートすることがとても重要だと考えています。
以下の動画をご参考にしてください!!
この動作を実践するには最低限の可動域が求められます。
その為、しっかりと肩甲骨、骨盤まわりの可動域はつくっていきたいです。
参考になれば幸いです。