トレーニングメニューの立て方について

ジュニア期の指導について

今回のssyブログでは、短距離を速く走るためのトレーニングメニューの立て方について、書きたいと思います!
実際、どんな練習がいいのですか?と聞かれることがありますが、結論としては、「魔法のようなトレーニングはありません」です。
ただし、トレーニングの方向性については、非常に重要です。
いろいろなトレーニングがある為、これをやらないといけないというのはありません。
何故なら、人は10人いれば、10人とも身長、体重、筋肉量、筋肉の質(弾力性)、可動域、感覚等違うからです。
ただし、トレーニングの方向性については、間違えないことはできます。
私が指導してきた内容、考え方が参考になれば、とても幸いです。

無暗に長い距離を走ることはオススメしない。

無暗やたらに長い距離を走り込んだり、短い距離であってもしっかりとスピードを出して走れないなら、本数は走りません。※走る人のレベルによります※
とはいえ、トレーニングを行う中でスキルが高まれば、結果的に走る量が増えると考えています。量を走らないことを良しとしているのではなく、スキル習得ができれば、結果的に走る量は増えていく為、選手それぞれのスキルやレベルによって、行うトレーニングの段階や、量は異なってくると考えています。

そして、重心を先行させ走り出す感覚を持ったまま走れる距離を伸ばしていく。これが私のトレーニングメニューを立てる上での重要な考え方です。
とはいえ、体が起きた状態での動きについてスキル習得の為にメニューに組み込むことはあります。ただし、考え方は変わらないので、重心を先行して自然に加速していく感覚を伸ばしていくことが重要だと思います。
では、300m等は走らないの?という疑問が出てくると思いますが、週1回300mを走るトレーニングは入れていました。これは、短い距離で走ってきた感覚、動作を300mでも表現したいからです。

  • 重心を先行する
  • 腰幅で走る
  • 水平移動

を300mでも行いたいからです。
効率のいい動きを求めてきたからには、長い距離の走り込みをせずとも、300mを1本なら走れるはずだと考えています。実際、指導してきた中で、100m~400mまで走れるようになっていきました。特にレースでは後半が不得意という選手は一人もいなかったです。

あとは、種目が何なのかにもよって、求める距離が異なる為、メニューには少しかわってきますが、考え方は変わりません。
参考になれば幸いです。

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